「中田ヤスタカ10のルール」と2000年代クラブ文化

   

中田ヤスタカに学ぶ、真剣な音アソビの作法についてまとめました。ビールはノンアルでもOKです。

[全曲]CAPSULE 『capsule rmx (2021 Remaster) 』アルバム

https://youtu.be/ZujVbf8iSP0

[全曲]CAPSULE 『FLASH BACK (2021 Remaster) 』アルバム
11,104 回視聴2021/10/09に公開済みCAPSULE
チャンネル登録者数 4.39万人

9th オリジナルアルバム (2007年) 
CAPSULE - FLASH BACK (2021 Remaster)

Dua Lipaのような2000年代風、ではなく(風は風で別にいいんだが)、2000年代の当時の曲のインパクトをそのままにリマスタリングした衝撃バージョン!
これを聴くと…やはり2000年代風は…本物のビールではなかったんだ、と驚かされます。(繰り返しますが、ビール風飲料はそれはそれで悪くはないです)

「中田ヤスタカ10のルール」その1

https://youtu.be/5WMyjU5RweU

[ENG SUB] My 10 Golden Rules - Nakata Yasutaka 1/2
311,047 回視聴2010/11/22PerfumeCitySubs
チャンネル登録者数 792人

「中田ヤスタカ10のルール」その2

https://youtu.be/EaA_C4s8XJo

 

2009年9月8日TBSにて放送された、とても面白いドキュメンタリーです。

  1. 曲のストックを作らない (そのとき面白そうなことをやる、自分も世の中も変わるので。その時々に一から作る)
  2. レンタルをしない(意外と地味なプライベートスタジオ(当時)。手の届く範囲の環境だけやる。スタジオは借りない。自分が所有できる範囲で。CDも買う)
  3. なるべく1人で全部やる (作曲と作詞とアレンジとレコーディングエンジニアが自分で、全部を把握する)
  4. クラブではビール(制作は一人、クラブは一度に大勢と合える。まじめにならないように酒を飲む。人見知り)
  5. 携帯の着信音は無音(着信音楽は嫌い。待ち受け画像も無し)
  6. 移動中は音楽を聴かない(『ゴルゴ13』。音楽のながら聴きはしない。その場所の音を聴くのが楽しい)
  7. 薬はぎりぎりまで飲まない(琉球酒豪伝が唯一のむサプリメント)
  8. 仕事の前に食事を決める(食べるのが趣味)
  9. 未来のプロに刺激を受ける (ノンプロは仕事でなく、スキの塊でやっているので、刺激になる)
  10. 自分が聴きたい音楽を作る(出来上がったものより、作ってる時が一番楽しい。音楽はムダづかい。自分の音楽はそんなに売れていい音楽じゃないし、売れすぎてると思う。自分が聴きたい音楽を作るんが原点。不安と自信は半分半分)

どれも音楽に対して忠実であろうとする姿勢が素晴らしい名言です。プロとしてまじめな人なんだなぁと思いました。ながら聴きしない…って、ほぼ100%ながら聴きなわたしには無理…やはりわたしは中田ヤスタカではないのだ←当たり前だろうが!

だだし、この発言は、さかのぼること10年以上前のクラブ文化隆盛の頃であることも念頭に入れるべきでしょう。クラブのDJは圧倒的な音を全身で体感できる装置であり、そこでは、いぇーいと、ビール飲んで存分に音楽に浸れるわけです。

以上は『とんかつDJアゲ太郎』で学んだ、汗

https://youtu.be/O-icPjhPYck

TVアニメ「とんかつDJアゲ太郎」PV 1
144,342 回視聴2016/03/25とんかつDJアゲ太郎TVアニメ
チャンネル登録者数 574人 とんかつ meats DJ!?
これが2016年最もアガるエンターテインメント!

アゲ太郎についていえば…庶民派ぶってるアゲ太郎だが…所詮天下の渋谷で家業を持つ、という点で、十分エスタブリッシュメントされた存在だよな…とも思う。まあ、音楽におて適度な余裕は絶対不可欠である。

まとめ

今振り返ると、YouTube本格台頭(2005年開始、2007年日本語版開始で同年1000万人突破)と2020年コロナ危機以前の話です。時代は常に変わります。そして中田氏も変わり続けて現在に至るのでしょう…。

とにもかくにも、彼の姿勢の基本には「自分が聴きたい音楽を作る」があり、それが結果として売れている、という順序は正しいと思う。好きなものでなかったら…それは音楽という名前の商品にしか過ぎない。(念のため、商品が悪いとは限りませんし、商品を作ることもまた良し)

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tokyocabin