『若ゲのいたり』田中圭一が描くゲーム製作者たちの情熱桜井政博等

田中圭一の業界取材漫画『若ゲのいたり』は、80-90年代のゲーム青春期が詰まった熱い一冊であった。

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ゲーム・クリエーターという人種
ゲーム業界経験を持つ漫画家・田中圭一
『若ゲのいたりゲームクリエイターの青春』収録内容
カービィは企画用の仮キャラでした（桜井政博）
結論

ゲーム・クリエーターという人種

先日株式会社ポケモンの記者発表会がおこなわれました。その詳しい様子はこちらを参照してください。

「基本お偉い方がモンスターボールから出てくるのと、この入場のときのBGMで内容が頭に入ってこないという事態である」という、いつもながらの筆者ツッコミは置いておいて、「クラウドサービスとして展開するPokemonHOME」により「ポケモンのデータ自体が仮想通貨並みに価値のあるものとなるのではないだろうかと考えている。」と考察しています。

これは、やはり同じ筆者が記事にしたGoogleのゲーム進出と合わせ、ゲーム世界がオール・クラウド化する前形態でしょう。

あるいは、Googleクラウドではなく、その後の「オン・ザ・クラウド」（雲の上）か？

言えることは、5Gやブロックチェーンにより、ゲーミングという究極の仮想空間コミュニケーションで世界が繋がる、つまり全世界がゲーム化してしまうということです。いわば地球制覇？
そこまで巨大化したゲーム界の発展を支えたのはどんな人達だったのでしょう？　これを藤子不二雄「まんが道」風（バクマン。風、ではない）に、しかもタッチは手塚治虫風でまとめたのが、田中圭一による『若ゲのいたり』です。

ゲーム業界経験を持つ漫画家・田中圭一

#02 [Eng Sub] 最低シモネタお下劣パロディー漫画家・田中圭一に訊くゲーム論！- Interview with Keiichi Tanaka(Manga Artist) - - YouTube

Mountain Dawn Pictures
2018/06/20 に公開

はーい、田中圭一さんはこんな方です。元ゲーム業界人としての経験を活かしつつ、「プロジェクトX風」感動できる取材マンガを目指したとのこと。その狙いは見事に結実しています。

田中圭一
1962年5月4日大阪府枚方市生まれ。近畿大学法学部卒業。大学在学中の83年、小池一夫劇画村塾（神戸校）に第一期生として入学。翌84年、『ミスターカワード』（『コミック劇画村塾』掲載）で漫画家デビュー。86年開始の『ドクター秩父山』（『コミック劇画村塾』ほかで連載）がアニメ化されるなどの人気を得る。大学卒業後はおもちゃ会社に就職。『週刊少年サンデー』にも不定期で『昆虫物語ピースケの冒険』（89〜91年）を連載した。パロディを主に題材とした同人誌も創作。最新刊は2017年1月刊『うつヌケ』（KADOKAWA刊）、『田中圭一の「ペンと箸」』（小学館）。
Twitter：@keiichisennsei

『若ゲのいたりゲームクリエイターの青春』収録内容

・第1話『ファイナルファンタジー』坂口博信
・第2話『アクアノートの休日』飯田和敏
・第3話『メカ生体ゾイド』徳山光俊
・第4話『龍が如く』名越稔洋
・第5話『MOTHER』糸井重里
・第6話『星のカービィ』桜井政博
・第7話『初音ミク』佐々木渉
・第8話『プリンセスメーカー』赤井孝美
・第9話『電脳戦機バーチャロン』亙重郎
・第10話『どこでもいっしょ』南治一徳
・第11話『ぷよぷよ』仁井谷正充

実は…この漫画、ぜーんぶ下記で読めます。opio8.comのようなゲーム知識豊富な方にも、tokyocabinのようによくわかってない方にも、とにかく面白く、熱く、勉強になる内容なので、まだの方はぜひ一読をお勧めいたします。出て来るキャラ全員、やってることのテクニカルな高度さに反して、いやだからこそ？心がすーぱーコドモで感動です。

＊各記事をクリックしたら、下までスクロールすると漫画が出てきます。（途中にノートのようなスペースが入っていますが、もっと下です。）