【作詞tokyocabin】"Sun and Moon" - Aneesの日本語by Shayne Orokのライミング

   

"Sun and Moon" - Aneesの日本語by Shayne Orokのライミング(しゃれ)についての説明です。
This is an explanation of ryming in "Sun and Moon" - Anees in Japanese by Shayne Orok.

"Sun and Moon" - Anees┃Japanese by Shayne Orok, 動画tokyocabin

https://youtu.be/uW6G_o3q9_o

"Sun and Moon" - Anees┃Japanese Version (Cover) by Shayne Orok

https://youtu.be/wPlTqVqb7go

1,993 回視聴23 分 前に公開済み Shayne Orok
チャンネル登録者数 83.2万人

"Sun and Moon" - Anees 日本語版の歌詞

Yeah-yeah

Baby, baby, you're my sun and moon
Girl, you're everything between
A lot of pretty faces could waste my time
But you're my dream girl

Yeah-yeah

Baby, baby, 君はサン・アンド・ムーン
そうさ エブリシング・ビトウィーン
たくさんの娘 通り過ぎた
けど、君がドリーム・ガール

You make flowers bloom
Girl, you make the stars collide
And I don't know what I did to get lucky like this
But it sure feels fine

花も恥じらいブルーム
Girl, 星も落とすんだ
出会えたのはラッキー過ぎだ
ほんと好きだ

'Cause you give me love and affection
I give you all my protection
And I'm tryna stay by your side 'til the day I die

君のラブ・アンド・アフェクション
僕君をプロテクション
ずっと君のそばで 死ぬまで

And you give me all of your loving
And I give you all of my trust
I know you'll never betray me or leave my side, oh my

君はくれ その愛
あげ 信頼
決して離れないでよ マイ・サイド, oh my

意味をとるか、ライムをとるか?

当たり前の話ですが、一つの英語表現に、一つの日本語表現を対応させる、となると、英語表現に表されている内容の一つか二つしか表現できません。これは言葉の性質なので仕方がありません。「love」を「愛」と訳した瞬間、「恋」「惚れた」「好き」「ツンデレ」「推し」などなどの意味は、落選となってしまいます。誰かと付き合ったら、他はゴメンね…です。基本一夫一妻制です。(もちろん、一夫多妻や、多夫多妻なマッチングも、ないではないですが、特殊なので触れません。)

さて、一般的な歌詞和訳は何が大事でしょうか?

もちろん「意味」です。
なぜなら、ターゲット(和訳の読み手)は
「英語の歌詞の意味を知りたい(主に)日本人」だからです。

では、歌える和訳は何を優先すべきでしょうか?

実はわたしはこれも「意味」だと考えていました。
なぜなら、歌える和訳を聴きたいのは自分だったからです。
ターゲット(歌える和訳の聴き手)は
「英語の歌詞を日本語で歌いたい(主に)日本人(含むわたし)」と考えました。

でも実際は違っていました。
少なくとも、Fiverrで「歌える和訳」をオーダーいただく方のほとんどは非日本語話者です。彼らは日本語は話せないし分かりません。

実際のターゲットは
「英語の歌を日本語で歌いたい非日本語話者」、および

「日本語は分からないがその語感が好きな非日本語話者」です。

そんな彼らは和訳において、何を優先にするのでしょうか?
それは「語感」であり「ライム」であり「リズム」「ノリ」です。
もちろん、英語のライムをそのまま日本語にはできませんが、極力構造「ライム・ストラクチャー」を近くしてほしいという要求があります。

つまり、「love」を「愛」と訳すのは、意味においては正しいのですが、大切なのはその「アイ」という言葉が、「eye」とか「期待」とか似たような響きの音がライムとして配置され、それによりリズムを形成することの方です。

全く違う意味のストーリーになるのは論外ですが、ちょっとずれるくらいはOKとされます。それよりも、「音」が大事なのです。

そもそも歌は音楽なので、「音」が最優先です。

音>意味 なのです。

そのあたりの軸足の違いを教えて下さったのはShayne Orokさんです。この場を借りてお礼申し上げます。

これは、今年最高の衝撃でした。Internetの世界は歩いてみると、外から見るのとは全く違う潮が存在するのだなと思いました。

できれば原作英語をそのまま使用が好ましい

これも、最初は分かっていませんでした。わたしは頭の中で、勝手にターゲットを「日本語話者」にしていたので、「この言い方は日本語で自然」とか「日本ではポピュラー」とかいう説明を注文者にしばしば行っていました。でも、そこはそれほど重要ではないのです。だって、正直「歌い手も、聴き手も日本語を基本知らない」からです!(なんじゃそりゃ?ですが、そうなんです)

頑張って、「自然な日本語」にすることよりも、ポイントとなるフレーズやライムは英語のままの方がいいのです。そこを頑張って日本語にしたらダメなんです。だって、日本語は言ってみれば盛り立て役であって、主役はそのキーフレーズだからです! …これも分かっていませんでした。

それでは、今日はこのへんで…。

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