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似非ミニマリストのキャビン

主に読書、映画の感想です。

だってわたしは、高円寺女子だから。◇『高円寺東京新女子街』(三浦展)

書評

高円寺と言えば?

ロッカー志望者、若手芸人、
はみ出し者刑事(でか)の居住地。
つけ麺、エスニック、ブルースバー。
もと銀行ビルで営業するマッサージ店。
阿波踊り


で、高円寺女子って?

 

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2 三浦展って誰?

今売れに売れている社会学の人。
展はテンではなくアツシと読みます。

 

3 何が書いてあるの?

一人暮らしのヤローの街
あの高円寺が、
今やガーリーな女子街として
展開中。

 

4 一押しする理由!


あいも変わらず若者であふれる
JR中央線高円寺は
メタボリックな変化を遂げ続けている
のであった、という衝撃の事実。
そういや最近、行ってなかったなあ、
というお歴々におすすめ。

 

5 心に残った言葉たち…

p.56

高円寺のエレメントはどこか笑える

肩の力が抜けていて、とぼけていて、
自由で、楽しくて、アートっぽくて、クリエイティブなのだ。
いったい高円寺以外のどの街で、
階段を観ただけで笑える街があるだろう。

 

これは、そうですね。
駅からして、なんかヘンですよね。
アニメ調の自衛管募集ポスターとか、
阿波踊りの3D写真とか。
駅の周りも大きなショッピングセンターとかなくて、
気が抜けた感じ...。
イベントも、
「高円寺フェス」(みうらじゅんトーク、ゆるキャラまつり)とか。

 

ゆるキャラまつり | イベント案内|高円寺フェス2016

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p.36

意外にも南欧的

ラテン的なものを感じさせる街だ。
近代的というより中性的。
アジア的とも言われるが、
ま違いなくアングロサクソン的ではなく、
イタリア、スペインなどの南欧、
地中海的なものを感じさせるのだ。

 

これはその後に著者が展開していますが、


p.51

街全体が袋小路=クルドサック(自動車が通らない)

p.53

安心して歩ける街(信号がすごく少ない)

p.56

中心がない=自由な個人の街(非中央集権的)

p.68

隙間やでこぼこが多い(DEN、パサージュ)

 

ということから、居心地の良い
ヒューマンスケールな街になっているわけです。
そういえば最近は再開発で
どこもかしこも大型ビルばかりになってますが、
ああいったビルが偉そうで疲れるのも、
上記の逆だからなんでしょうね。

 


p.37

高円寺ガールズドリーム
 高円寺というと、フォーク、ロック、
ジャズ、パンク、反抗、若者、男性、
がっつり大盛り定食というイメージが有る。

おそらく1970年当時、
20代の若者に関して男性がおおかったからであろう。
 だが今はそうではない。もっといろいろな人がいる。
…この5年で女子が増えた。
女子的女子というか、
ロックをやってますという女子ではない女子である。
…なにしろ高円寺を「森ガール」の聖地と呼ぶ人さえいる。

 

高円寺北口

あづま通り商店街「HATTIFNATT」

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hattifnatt

 

高円寺はよく行くんですけど、
知りませんでした!
南口には古着屋さんが多いなとは
思っていたのですが。


今や、ゆるくて、かわいい、
セルフリノベ好き女子が集まってくるなんて。
阿佐ヶ谷のブルースバーに気を取られていた。
不覚でした。
(反省)

 

6 関連書など

なし

 

7 最後に

この本によると、
いわゆる大規模再開発がないことが、
現在の高円寺に人を集めている理由のようです。


集客率を上げるためのビル建築が
街の魅力を下げてしまうことなるのは、
皮肉なことですが事実です。


ピカピカのガラス張りのビルのカフェより、
ひっそりした路地の隅の薄暗い店で
古本読んでたり、していたんだよね。